竹島家住宅と災害被害

長い歴史をもつ“竹島家住宅”の建造物は、たびたび災害による被害を受け その都度修復、再建されて現在にいたっています。残存する建造物の中で最古とされている『道具蔵』は江戸幕末期の“安政地震”で壁が落ちるなどの被害を受け、修復されたという記録が残されています。『主屋』に関しては江戸後期、明治中期の火災による被害が、昭和20年の8月1日には米軍機空襲により『別の道具蔵』が焼失し、『米蔵』の置き屋根も焼失しましたが昭和55年10月に修復されました。戦後に入ると昭和62年2月『米蔵の戸前』が雪で倒壊し、平成16年4月に“富山職芸学院”の手で復元されました。ごく最近では平成16年10月21日、台風23号の強風により大木が倒れ、屋敷をめぐる『外塀』の2か所を直撃しましたが、これも“富山職芸学院”の手で平成18年9月に修復されています。

平成16年10月21日台風23号による『外塀』の被害


同上



(指定文化財竹島家住宅”の詳細については、右上リンク先「富山藩十村役宅・竹島家住宅」へ)